サービサーとは、債権の回収を専門におこなう債権回収会社です。
債権回収に関わるさまざまなサービスを提供することからこの名がついたようです。
日本では、これまで債権回収業務は弁護士しか行うことができませんでした。しかし、バブル崩壊後には不良債権件数がいちじるしく増加し、従来の弁護士のみが行えるという方法ではとうてい間に合わなくなってしまったのです。
そこで、1998年、金融再生トータルプランのひとつとして、弁護士法に例外規定を設ける形で『債権管理回収業特別措置法』が成立し、これを通称サービサー法と呼びます。これによって、2000年には民間の債権回収会社が誕生することとなったのです。
サービサーは債権を買取ったり、もしくは回収の委託を受けて、債務者から借金を回収することが仕事となります。営利を目的とした民間企業ですから、債権を買い取り、それより多い額を回収することで収益を得ています。
しかし、法律にのっとりきちんと認可を受けた会社ですから、適正な管理回収を行っています。債権回収というと暴力団まがいの取り立て屋のようなものを連想する方もいらっしゃいますが、そういったところには当然サービサーの認可が下りません。
また、サービサーは会社の名称に『債権回収』の文字を入れなければならないというきまりがあるため、◯○債権回収株式会社、△△債権回収サービスといった商号が一般的に用いられています。
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