居住形態とは、住まいがどのような形態に当てはまるか分類したものですが、簡単に言うと、“持ち家”か“賃貸”かの別を指すことが一般的です。
例えば、クレジットカードの申し込み書の居住形態を訊ねる欄は、『持ち家(自己所有)』、『持ち家(家族所有)』、『借家』、『社宅・官舎・寮』、『賃貸マンション・アパート』といった項目が選択式で記入する形になっています。
持ち家の場合は不動産も財産ですから、いざという時には処分して支払に充てることができる、つまり、返済能力におけるプラス評価になります。
しかし、クレジットの審査で居住形態を訊ねるのは、財産的なことより、連絡が取れなくなることを恐れる意味合いが強いようです。
持ち家の人間が自宅を放り出して雲隠れする可能性は低く、それに比べると、賃貸アパートなどはそこを引き払って居所が掴めなくなる可能性が高いということです。
当然、同じ所に長く住んでいる人の方が、信用度が高くなりますが、持ち家の場合には居住年数が短くても、審査が通る確率は高いといえます。持ち家でなくても、官舎や社宅の場合には安定した職業に就いていると判断されて、審査の評価は高くなります。
クレジットカードの審査においては、居住年数よりはどちらかというと居住形態の方に重きが置かれる傾向にありますが、これも各審査項目全体を複合的に判断しますから、一概に、賃貸だから不利、居住年数が1年未満だったから審査に通らなかったということにはなりません。
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